高齢化の進展に伴い、社会的課題として生活の質を重視する視点がより必要になり、医療提供システムのなかでリハビリテーション関係者の量的拡大が求められ、数多くの教育施設が誕生しました。同時に、医療はますます高度化、多様化し、リハビリテーション医療の質的保証も強く求められるようになりました。
医療人としての人生は、教育の場で始まります。良きリハビリテーション医療専門家が育つには、良質な教育施設の存在が不可欠です。従って、質に大きなばらつきがある現状を看過せず、質向上を図るためのメカニズムが求められています。
当機構は、全国リハビリテーション学校協会、日本理学療法士協会、日本作業療法士協会、日本言語聴覚士協会とともに、リハビリテーション教育の質の向上、充実のため、適切な評価システムに基づいた第三者評価を行うために設立されました。
平成24年(2012年)から認証評価を開始しました。認証は、各課程が5年に1回、受審、更新していただいています。また、令和2年度(2020年度)からは、改正施行された理学療法士作業療法士学校養成施設指定規則に則った新たな評価基準及び評価項目へ改定し、時節に見合ったリハビリテーション教育の質保証に資する評価を進めています。
まだいくつかの課題が存在すると認識していますが、日本のリハビリテーション医療水準の確実な向上のための礎として、今後とも推進していく所存です。
どうか関係皆様の暖かいご助力をお願いいたします。